先の見通せない世界におくる、「想像する音風景」

日本伝統音楽の既存のイメージを更新する新しいサウンドの可能性を提示してきた「音・音（おんおん）」が、2020年春のステイホーム期間のアクションとして制作したリモートスペシャルアルバム『Imagine Peaceful Moments』。当初自主制作により限定配信されていた本作は、リスナーからの反響・要望を得て、rhapsodie musiqueによるリマスタリングを経てCDアルバムリリースが決定。

龍笛や楽琵琶、箏の音色による抽象的な音風景は、その演奏にじっくり耳を傾けるもよく、また良質なアンビエントミュージックとして日常のどの場面にもそっと寄り添うこともできる。　外の景色が「窓枠」越しに見られる対象となった日々に、今いる場所とは別の遠くの世界や時間、今は会えない大切な誰かを想像させるような体験をもたらす。

★rhapsodie storeでは初回生産版CD購入特典として、各メンバーが"ステイホーム"制作を振り返ったドキュメントや、収録曲「月に語らう」特製のミニチュアスコアを掲載したリーフレット「想像する時間へのあとがき」を付録。（予定枚数配布次第終了）

1. 遠くの波音／足立美緒 作曲
2. 畷／マーティ・ヒックス 作曲
3. 月に語らう／足立美緒 作曲
4. あさやけが砕けて／芳澤奏 作曲
5. 春に抱かれ、海は漂う／足立美緒 作曲

作曲・ミキシング：足立美緒、マーティ・ヒックス、芳澤奏
演奏：清田裕美子（龍笛、楽琵琶、ピアノ）、森梓紗（箏、十七絃箏）
英訳：マーティ・ヒックス
アルバムデザイン：菅野美音
ビジュアルデザイン：足立美緒
製作：音・音、葦澤伸太郎（rhapsodie musique）

"音・音（おんおん）"

東京藝術大学在学・出身の作曲家、雅楽・邦楽演奏家によるグループ。2016年に行った演奏会『音音生による邦楽作品展』を前身に、2017年結成。多様な専門・バックグラウンドを持つメンバーのコラボレーションを通して、「日本文化」の既存のイメージにとらわれない新しい表現の可能性を模索している。最近はライブエレクトロニクスや即興演奏などパフォーマンスの幅を広げている。

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